訃報

起きてはならない事が起きてしまった。

2012年10月21日に行なわれたスーパー耐久第5戦鈴鹿の決勝レース1の途中、前車のトラブルによりコース上にオイルが撒かれてしまう状況となり、そのオイルに乗る形でハイスピードでコースアウトした63号車レイジュンZ33リールをドライブしていたOSAMU選手が搬送先の病院で12時5分、帰らぬ人となりました。

アクシデントの後ドクターヘリが来たのを見てこれはまずい、と思っていましたが悪い予感が現実のものとなってしまいました。

私がOSAMU選手を知ったのはいつからかはっきり覚えていませんが、そのアルファベット表記の名前からなぜか頭に残っていました。



モータースポーツには危険がつきものである。

それはドライバーに限らず携わる人間全員が当たり前の如く分かっている事である。

その危険から少しでもドライバーの身を守るべく様々な対策がとられている昨今、レース中の事故で命を落とす事は随分少なくなってきた。

しかしながら完全に防ぐというのは不可能である。



本当に悔しい。残念だ。



順位はどうあれ、無事にチェッカーを受けピットに戻り、仲間や家族といつものようにこれからも何気なく過ごしていたであろう未来を想像するといたたまれない気持ちで一杯になった。


今は何も言葉が出ない。
















心よりご冥福をお祈り申し上げます。